Staff Blog

矯正治療を始めることになった当院歯科衛生士ごうちゃんが、
治療の進行状況や出来事、感想をつづる歯列矯正日記です。

装置ができるまで

こんにちは

朝晩は涼しくなり、すっかり秋になりましたね私にとっては食欲の秋到来です

さて、今回からいよいよ治療がスタートです

前回ご紹介したように、わたしの歯並びは上も下も前歯の並びがガタガタです。そのままでは隙間が足りず、歯を綺麗に並べることができないので、まずは上下とも歯並びを横に広げて、隙間を作ることになりました

そのための装置が、側方拡大装置(エキスパンションアーチ)といって、取り外しができない固定式の装置です。今回はこの装置ができるまでをご紹介したいと思います

最初に、奥歯に金属製の輪っか(バンドといいます)をつけます。バンドにはいろいろな大きさのものがあり、歯の大きさにピッタリ合うものを探し、いくつか合わせていきます。ピッタリ合っていないと治療中に装置が外れやすくなってしまい、治療がうまく進まない原因になってしまいます

バンドを歯と歯の間にグッと押し込むため、始めはきつい感じがします。徐々にその感じは無くなってきますが、私の場合は前後の歯と歯の間がかなりきつく、ジーンとする感じが長く続きました

普段感じることが無かった感覚だったので、違和感たっぷりでした

歯と歯の間があまりにきつい場合は、間を緩めてからバンドを合わせることもできますよ

上顎バンド下顎バンド

次に、バンドがついた状態で歯の型取りをします

歯の型取り

そして、取った歯型にバンドを戻し、石膏を流します。石膏が固まると、下のように口の中と同じ状態の模型が出来上がります

装置作製のための模型

この模型上で装置を作ります。装置を作ってくれるのは、歯科技工士の西村綾子さんです初登場、パチパチパチパチ

どの装置も西村さんのゴッドハンドで一つ一つ手作りされています

西村さん西村さん技工中

それでは続きです

まずバンドの内側に、装置を取り外して調整できるようにする部品を溶接します

鑞着STロック鑞着後

次に、歯の内側にぴったり沿わせるようにワイヤーを各部分ごとに曲げていきます

簡単そうに見えますが、ぴったり沿わせるのはとっっっても難しいんですよ熟練された技なのです

アーム屈曲主線屈曲

そして、ついに完成しました

エキスパンションアーチ完成

もうすぐ装置がつくと思うとワクワクします

次回は装置をつける様子をご紹介したいと思います。お楽しみに

2014月10月19日

歯科衛生士 神戸(ごうど)