こんにちは
梅雨に入り、ジメッとした空間が滅入る今日この頃ですが、もう半袖でも過ごせるような日もあったりして、気分はもう夏ですね仕事から帰って、家で一息ついた後のアイスが最近のお決まりになっています
さて、今回も矯正治療の調整をした時の様子をご紹介したいと思います調整前のお口の中の状態はこちらです
上顎の1番奥の歯と2番目の歯の間にかなり隙間が出来てきましたこれから、上の歯並び全体をもう少し後ろへ下げていきたいところです
そして、私の場合は下の前歯の幅が上の前歯の幅に対して大きいので、上下の前歯のバランスを良くするために、下の左右の犬歯から犬歯までの歯と歯の間を少し削りましたこのことを専門的には『ストリッピング』と呼んでいますストリッピングは、歯を並べる隙間を作ったり、ブラックトライアングル(歯と歯茎の間の隙間)の治療をする際に行う方法です
ストリッピングは、このような専用の機械を使って行います刃は細かいものから荒いものまであり、負担を減らすために細かい方から順番に歯と歯の間を削っていきます
機械がノコギリのように細かく前後しながら動きます施術中の感覚としては、振動で脳が少し揺れるような感覚でしたストリッピング前後の状態を比較してみました
ストリッピング後は、歯と歯の間にわずかに隙間ができたのがわかります
ストリッピングで歯を削った後は、仕上げ研磨をして歯の表面を滑らかに整えます
その後は、上顎の方は前回と同じワイヤーで微調整し、下の方はフック付きの新しいワイヤーに変えて、上下ともピンクのゴムが付いたワイヤーで引っ張る力をかけています少し見えにくいですが、上の奥から2番目の歯に後ろに動かすためのゴムをつけているのと、ストリッピングでできた下の前歯の隙間を閉じるために、前歯4本にもゴムをかけています
今回は初めてストリッピングを自ら体験し、思いのほか振動や脳が揺れる感覚があったのが衝撃的でしたが、これから受けられる方々に、今までよりわかりやすくお伝えできることと思います
2016月06月14日
歯科衛生士 神戸(ごうど)