Staff Blog

矯正治療を始めることになった当院歯科衛生士ごうちゃんが、
治療の進行状況や出来事、感想をつづる歯列矯正日記です。

歯科矯正用アンカースクリューを植立しました!

こんにちは

この時期、受験生の皆様は毎日学業や体調管理に真剣に取り組まれていることと思います受験を控えながら、治療に通ってくださる患者様を陰ながら応援

している今日このごろです 今回は今年始めてのブログ更新です今年も、読んでくださる皆様方に、矯正治療にもっと関心や興味をもっていただけるような楽しいブログを書きたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします

今回は、歯科矯正用アンカースクリューを植立したので、その様子をご紹介したいと思います

ミニスクリュー本体2

歯科矯正用アンカースクリューとは何かと言うと、その名の通り小さなネジみたいなもので、歯茎の上から骨の中に直接埋め込んで使用しますそうすると歯科矯正用アンカースクリューは骨の中でしっかりと固定され、動かなくなります歯科矯正用アンカースクリューからゴムで引っぱったりすることにより歯を動かす力をかけることができるようになります。前突を治すために前歯を後ろに下げたい場合や、上の前歯を上に持ち上げてガミースマイルを治したい場合、歯を抜いたときに奥歯が前にずれてきて咬み合わせが変化しないように止めときたい場合などに必要になります

これまでの矯正治療では、ヘッドギアなどの頭から装置をかぶる方法が主流でしたが、患者様の協力次第で効果にバラつきがあり、確実性がありませんでした骨の中で固定された歯科矯正用アンカースクリューを利用することにより、休みなく引っ張り続けるので、安定した確実な治療結果が得られ、治療期間の短縮につながりますよ私の場合は、上の前歯が少し出ているのと、奥歯の咬み合わせがずれているので、それを治すために上の奥歯の部分に歯科矯正用アンカースクリューを埋めることになりました

歯科矯正用アンカースクリューの植立は、いつもお願いしている歯科医院の先生に施術していただきました

まずは先生が、歯科矯正用アンカースクリューとはどんなものかや、どのように植立するかを丁寧に説明してくださいました

次はレントゲン撮影です。隣り合った歯の根っこの間に埋めるので、埋めるための隙間がきちんとあるかを確認してもらいました特に問題ありませんでした

レントゲン室2デンタル撮影2デンタル2

いよいよ開始です麻酔の注射が痛くないように、歯茎の表面に麻酔を塗りますこれで麻酔が苦手な方も大丈夫

表麻2

次は注射で麻酔を打ちますほんの少量なので、さほど痛みは感じません

浸麻2

歯科矯正用アンカースクリューが入れやすくなるように、歯茎にバーを当て、歯茎と骨を少し削ります麻酔が効いているので痛みはなく、振動だけ少し感じます

ドリリング

ミニスクリューを植え込みますネジを回すようにクルクルと埋めていきます

ミニスクリュー埋入

ミニスクリューの植立が完了しました

ミニスクリュー埋入後

ここまであっという間に終わりました反対側も同じようにいれてもらい、痛み止めを飲んで終わりました

この歯科矯正用アンカースクリューは、矯正治療中のみ使用するものなので、治療が終わったら外してもらいます撤去するときは逆回しして外し、ほとんど痛みはないそうです開いていた穴も一日程度ですぐ塞がるそうです

ここからはいつもの調整です調整後のお口の中がこちらです

調整後 右2調整後 正面2調整後 左2

調整後 上2調整後 下2

上の奥歯から2番目と3番目の歯の間に左右ともに歯科矯正用アンカースクリューが埋まっているのがわかっていただけると思いますそして、上のワイヤーの左右の前歯部分にフックが追加されたのと、左右とも横に短いワイヤーが入りました良く見ると、歯科矯正用アンカースクリューから横の短いワイヤーにゴムが引っかけてあります。ゴムの力で上の歯を後ろ方向へ引っ張り始めましたかわりに上下の歯の間にかけていたゴムは、今回から無しになりました歯磨きは少し大変になりましたが、これから歯がどのように変化してくるかが楽しみです

2016月02月15日

歯科衛生士 神戸(ごうど)